メルカリチャンネル終了の理由を事務局に問い合わせた
2019年7月8日(月)15時頃をもって『メルカリチャンネル』サービスを終了する
と、6月7日の昼過ぎに発表されました。
メルカリチャンネルはライブ配信を通じて商品の売り買いを楽しめるライブコマースサービスです。
視聴者の質問などにリアルタイムで答えられるため、出品者はフォロワーやリピーターを獲得しやすく、トップレベルの配信者にもなると数分で数万円の売り上げが出ていました。
ライブコマース(ライブ配信×販売の電子商取引)はインフルエンサーなどのすでに影響力を持っている人物しか販売者側になりにくいとされていますが、
メルカリチャンネルは気軽に配信できたため、そのハードルを下げていたと言えるでしょう。
メルカリチャンネルはもっともっと発展すると思っていたのですが、
サービス終了のお知らせが発表されて驚いたので、ダメ元で事務局に問い合わせてみました。
メルカリが発表したサービス終了のお知らせ
これはメルカリが発表した【サービス終了のお知らせ】の文章です。
サービス終了の理由については一切触れられていません。
どうしても「なんか言いにくい事情があったんじゃないか…?」と想像してしまいますよね。
パッと見て成功してそうなサービスだっただけに。
青枠は読んでいて違和感を覚えたため私が勝手に付けました。
サービス提供を通じて得られました知見や頂いたご意見ってなんだろ
意見はクレームということでしょうか?
なら知見は何を指すのでしょう…
事務局に問い合わせた時の返答
「抽象的でも良いので、どういった理由でサービス終了を決めたのか教えてください。」
といった旨のお問い合わせに対して届いた返答です。
この下にも数行書いてありましたが、全員に発表されたものと同じような内容が書いてあったので省きました。
サービス終了の理由
【メルカリグループ全体で経営資源を集中するため】
経営資源とは以下のような意味ですが…
経営資源とは、企業を経営していく上で役に立つ多様な要素や能力のことです。(中略)
一般的には、ヒト、モノ、カネ、情報が主要な経営資源ですが、近年では知恵や技術なども経営資源に含められ、重要性が注目されるようになっています。
引用 : BizHint - 経営資源
経営資源といえば「人、モノ、カネ」とよく言われますが、昨今では、これに加えて「情報、時間、知的財産」の3つを加えて経営資源といわれます。これらの資源を上手く使って経営に役立てることができれば、会社を発展させることができます。
引用 : 盛和塾 - 経営資源とは何ですか?
メルカリチャンネル終了の理由はズバリ【カネ】ですね。
ここ数ヶ月間は従業員の増加、米国事業の広告が嵩み、メルペイ開始と広告費などの投資額が大きかったようです。
株式会社メルカリの決算/売上/経常利益を調べ、IR情報を徹底調査 - 起業ログ
「メルペイ」などへの戦略的投資で28億円の最終赤字--メルカリ第3四半期決算 - CNET Japan
ざっくりとメルカリの経営がどういう状態なのかというと
・日本での業績は右肩上がり(黒字が安定している)
・海外事業は伸びつつあるがまだダメ(現時点では赤字で投資の段階)
・メルペイはまだ始まったばかり(現時点では大赤字で投資の段階)
・従業員の増加に伴い人件費が増え、広告宣伝費が横ばいの状態(宣伝と売上の比率は下がっている)
2019年度第3四半期(2018年7月〜2019年3月)の連結決算では73億4100万円の純損益との発表です。
私が必死の思いで販売した商品の手数料達が溶けてる〜〜〜( ;∀;)
もし他にも理由があるとすれば…?
【カネ】が原因で何かしらの縮小が必要になったのだとしても、
その犠牲がメルカリチャンネルでないといけなかったのでしょうか?
メルカリボックスで様々な予想が飛び交っていましたので、一部紹介させていただきます。
「閲覧者の暴言や配信者のマナー違反」
「システム的にも、取引き間でも、トラブルが多かったんじゃないですかねぇ…」
「配信やってもメルカリ側は大してうまみが無かったんでしょうね。」
「ギガが一気になくなるのと端末は熱くなりすぎるからでしょうか?」
「コメントしても結局購入しない方が多かったり」
ユーザーに問題があったのではないか?
というような予想が多かったです。
『いじめ』とまではいかないにしても『嫌がらせ』に近いものはあると、私も聞いたことがありましたし、
数回しか利用していない私ですら、利用規約ギリギリの出品をしている方も見かけたことがあるくらいなので…
ユーザー間トラブルが絶えなかったのでしょうね。
やっぱり【ヒト=人件費】ということで結局は【カネ】に繋がるのでしょう。